米IBM 災害 復旧 用 ストレージ 製品「Global Mirror」を発表

 米IBMは,事業継続/災害復旧用ストレージ製品「IBM TotalStorage Global Mirror for Enterprise Storage Server(ESS)」を米国時間4月20日に発表した。「重要なデータを遠隔地にバックアップすることで,台風や地震などで地域が被害を受けてもデータを保護し,復旧に役立てる」(IBM社)

 IBM社エンタプライズ・ストレージ担当ジェネラル・マネージャのTom Hawk氏は,「予定していようと予定外であっても,システムの停止は1秒1秒が極めて重要な意味を持つ」と述べる。

 「データ喪失や救出の影響は計り知れない。Global Mirrorを導入すれば,業務プロセスと重要なビジネス・アプリケーションの可用性を経済的な方法で高い状態に保てる。しかも,現時点において最高クラスの速度を世界中で利用できる」(同氏)

 Global Mirrorは非同期PtoP遠隔コピー(PPRC)などの技術を導入し,ハード・ディスク装置のミラーリングを行う。300km以上離れた地点間でも遅延時間は3秒から5秒という。ストレージ・システム1台当たり2本のファイバ・チャネル・リンクでミラーリングするので,「4本必要な他社の競合技術に比べインフラ・コストと総所有コスト(TCO)が低い」(同社)

 TotalStorage Global Mirror for ESSは,「IBM eServer zSeries」を含むさまざまなシステムで利用可能。2004年5月に全世界で提供を開始する。





米アイ・ビー・エム株式会社
http://www.ibm.com/

復旧会社: ハードディスク 復旧 サービス
http://www.datadrive.jp/